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新着情報

Acute Medicine & Surgeyに掲載されました

学生の大下くんにも頑張ってもらった、くも膜下出血に関する論文が脳神経外科の先生方のご協力もあり、Acute Medicine & Surgeyに掲載されましたのでご報告します。

非外傷性のくも膜下出血の多くは脳動脈瘤の破裂が原因ですが、破裂性椎骨動脈解離も重要な病因の1つです。

後者の方が予後が悪いという報告は散見されていましたが、その発症様式や臨床像についての報告はこれまでほとんどありませんでした。

本研究では2023年までの5年間に当院に救急搬送されたくも膜下出血の患者さんを対象とし、破裂性椎骨動脈解離が原因のくも膜下出血の患者さんでは、

先行する頭痛の割合が高く、院外心停止に陥る割合も高い傾向にありました。その結果ICU死亡率は高いものの、6ヶ月後の神経学的予後は脳動脈瘤破裂と変わりませんでした。

 

以上、ご報告申し上げます。

Characteristics and outcomes of subarachnoid hemorrhage from vertebral artery dissection: A comparative study with other non‐traumatic etiologies

 

2024年12月27日(金)| NEWS

LiSA - 周術期管理を核とした総合誌[リサ] 12月号

ECPRの適応と倫理的配慮 臨床現場の実際

塚原先生が執筆に携わりました。

 LiSA  - 周術期管理を核とした総合誌[リサ] -202412月号

出版社 :  メディカル・サイエンス・インターナショナル 

2024121日発行

 

 

2024年12月04日(水)| NEWS

須賀先生の論文が掲載されました

大学院生で現在オーストラリアに留学中の須賀先生の論文のPublishの報告です。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S240584402416255X

 

救急外来での気管挿管後低血圧(PIH)の発生にかかわる代謝性アシドーシスの影響を検討しました。311人の患者を対象にした後ろ向き観察研究。代謝性アシドーシスがある患者では、PIHの発生率が高く(65.5%)、多変量解析でもPIHとの有意な関連が認められました(オッズ比4.06)。また、ROC解析では、BEのカットオフ値が−4.1であり、PIH予測の感度71%、特異度70%でした。救急外来での代謝性アシドーシスがPIHの重要なリスク因子であり、臨床現場で注意が必要な事項であることを示しています。

 

須賀先生、おめでとうございます。協力いただいた皆様ありがとうございました。

2024年11月27日(水)| NEWS

航空機事故総合訓練に参加しました

 岡山空港にて航空機事故総合訓練にDMATチームで参加しました。

 

 

参加メンバーは医師2名 看護師2名 薬剤師1名 臨床工学技士1名です。

多数傷病者の発生を想定し、関係機関と調整しました。 

2024年11月22日(金)| NEWS

<ご案内>ELNEC-J クリティカルケアカリキュラム看護師教育プログラム

臓器提供連携事業の研修の一環で昨年度開催した、
『ELNEC-J クリティカルケアカリキュラム看護師教育プログラム』を今年度も開催させていただきます。

日時:2024年12月14日(土)9:00~17:30
         15日(日)9:00~15:15

詳細は添付資料をご確認ください。

案内フライヤーELNEC-JCC2024年度岡山大学病院_Ver2

 

 

 

 

 

2024年10月29日(火)| NEWS

湯本哲也先生の研究課題が『日本救急医学会学会主導研究』に採択されました

湯本哲也先生が日本救急医学会学会主導研究に応募した以下の研究が助成金支給ありで採択されました。

研究課題名:神経学的予後不良例に対する終末期医療に関する包括的研究:多機関共同前向き観察研究 J-RESPECT2 study: Japan CompREhenSive Process for End-of-Life Care and Organ DonaTion after Brain Death

年間上限100万円で最大3年間支給されます。


現在進行中のJ-RESPECT studyから更に対象者を重度な脳障害を負った終末期患者さんに広げ、前向きに情報を収集していきます。
本研究を通して救急集中治療の現場で、神経学的予後が不良と見込まれる患者さんに対してどのようなプロセスを経てどのような終末期医療が提供されているかの実態が少しでも明らかになり、これにより推定も含めた患者さんの意思を十分に汲み取った最善の終末期医療の提供と体制構築につながることが期待されると考えられます。

湯本先生、おめでとうございます!!

 

2024年10月28日(月)| NEWS