初期研修医の佐々並先生が、6年生のとき救命救急科の実習中に発表した第47回日本救急医学会にて
優秀演題をとったのですが、そのときの「エチレングリコール中毒、早期介入が功を奏した一症例」を英文論文にしてくれました。
間違えて飲んだエチレングリコールは、ギ酸に代謝されると視力障害を起こすヤバい中毒です。
大きな病院であれば拮抗剤があるのですが、この症例の施設には拮抗剤であるホメピゾールがなく、
代わりにウイスキーや焼酎で治療した、という大変興味ある症例なのです。
佐々並先生、本当におめでとう！！
https://www.cureus.com/articles/46247-oral-ethanol-treatment-for-ethylene-glycol-intoxication
Incidence and related factors of hypoxia associated with elderly femoral neck fractures in the emergency department setting
Takashi Hongo Hiromichi Naito Toshifumi Fujiwara Mototaka Inaba Noritomo Fujisaki Atsunori Nakao
当科の大学院生、本郷先生の論文がAcute Medicine & Surgeryに掲載されました！
高齢者の大腿骨頸部骨折は日本の高齢化とともに頻度の高い重要な病態となっています。
大腿骨頸部骨折の高齢者の患者様が救急外来で低酸素を呈する割合は意外に高く、
さらにその原因があまりはっきりしない（脂肪塞栓の可能性はないのか！？）ことを記しました。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/ams2.618?af=R
本郷先生、おめでとうございます。
Feasibility study of a portable transparent vinyl chloride shield for use in an ambulance during the COVID-19 pandemic.
Tsukahara K, Naito H, Nojima T, Yorifuji T, Nakao A.
浮き輪素材を使った、COVID19救急搬送用のシールドに関する報告がCritical Care誌にPublishされました。
搬送の最前線で働く救急隊は患者様の気道管理を行わなければならず、COVID19感染のリスクがあります。
しかし、救急車にシールド素材を搭載するのは場所も取りますし、柔らかい素材でなければなりません。
浮き輪素材を使ったシールドを開発したところ、気道管理の手技を邪魔することなく、エアロゾルを大幅にカットすることができました！
塚原紘平先生、おめでとうございます！！
2021年1月15日（金）19：00より、
第3回若手のための救急医療WEBセミナーを開催いたします。
岡山県内の若手の先生がたの経験した症例や、
救急医 薬師寺泰匡先生のお話を是非聞いていただければと思います！！
ご興味のある方は、下記より事前申し込みをお願いいたします。
https://asahi-kasei.zoom.us/webinar/register/WN_ry5iaDPfR_S7sArlihkQkg
詳細は下記よりご覧ください。
中尾篤典教授が連載中の、
レジデントノートこんなにも面白い医学の世界
第76回『 口の中が燃えるように痛い』が掲載されました。
https://www.yodosha.co.jp/rnote/trivia/trivia_9784758116558.html
2020年12月8日、令和２年度第１回岡山県南東部MC協議会救命救急センター勉強会を開催しました。
今回は講師として、津山中央病院救命救急センター長 前山博輝先生にお越しいただき
『津山中央病院ドクターカー 傷病者予後改善のための方策と工夫』についてお話いただきました。
お忙しい中、ご講演いただきありがとうございました！！
11月28日～29日に広島にて開催された、第72回中国四国小児科学会に参加し、
小原隆史先生が発表を行いました！
一般演題：非特定警戒地域における新型コロナウイルス流行下の小児救急搬送状況の変化
小原隆史, 塚原紘平, 頼藤貴志, 山本浩継, 内藤宏道, 中尾篤典
