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本郷貴識先生の論文がPublishされました

本郷先生の集中治療領域における嚥下障害の論文がPublishされたので報告します。

 

 Frequency, associated factors, and associated outcomes of dysphagia following sepsis

 Hongo T, Yumoto T, Naito H, Fujiwara T, Kondo J, Nozaki S, Nakao A.

    Australian Critical Care.

 

敗血症後の嚥下障害を検証しています。絶食期間の長いことや経管栄養は入院7日目に測定した嚥下障害の増悪因子でした。

そして、7日目に嚥下障害があると退院時にも嚥下障害は残存しやすく、

そのため、ADLを阻害し、自宅退院が難しくなるというものです。

 

この論文は出版までに実に2年の歳月を要しました。

しかし、先にPublishされた(PMID: 35395802)論文のデザイン作成や論文執筆を

進めていくのに大変役に立った(礎となった)ものであることを申し添えておきます。

Publishには中尾先生、湯本先生の多大な援助をいただきました、ありがとうございます。

 

本郷先生おめでとうございます!!

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1036731422000893

 

 

2022年07月19日(火)| NEWS

雑誌『救急医学』2022年6月号に掲載されました

「救急初療からの外傷再建アルゴリズム 重症関節内骨折」に関して、

雑誌『救急医学』2022年6月号に掲載されました!

 

 

救急初療からの外傷再建アルゴリズム 重症関節内骨折.

上原健敬, 野田知之.

救急医学46(6); 674-680. 2022

 

 

 

2022年07月13日(水)| NEWS

小﨑吉訓先生の論文がActa Medica Okayamaに掲載されました

医学生が一般市民に一次救命処置(BLS)を教えることで、

どのような影響があるかの論文がActa Medica Okayamaに掲載されました。

 The Impact of Medical Students Teaching Basic Life Support to Laypersons.

 Kosaki Y, Naito H, Iida A, Ihoriya H, Nojima T, Yamada T, Yamamoto H, Nakamura S, Mandai Y, Nakao A.

 Acta Med Okayama. 2022 Jun;76(3):265-271. 

 

自己学習をするよりも自身のやる気やBLSへの理解につながる結果となりました。

また、医学生に教えられた一般市民にもBLSのやる気などに効果が見られました。

 

人に教えることが自分の勉強になるという、”Learning by Teaching”が大事ということがわかりました。

これからも、医学生には積極的に教える立場に参加していってもらおうと思います。

 

 

小﨑先生、おめでとうございます!!

 

 

 

 

 

2022年07月12日(火)| NEWS

ドクターカー出動の様子

今日は、ドクターカー出動の様子に関して一部ご紹介です。

 

今年度採用となっている救命士もしっかり頑張ってくれています。

 

また、他職種とも連携し出動させていただいております。

今回はECMO導入に備え、臨床工学技士さんにお力をお借りしました!

 

2022年07月11日(月)| NEWS

消防訓練に参加しました

本日、木下サーカス開催期間中における防災体制及び災害時即応体制の確立のための消防訓練に参加させていただきました。

 

 

当院より、ドクターカーを出動させ、会場テント内から救助隊が救出してきた要救助者(ダミー)に

応急処置を実施するという役割での参加でした。

 

 

 

参加されたスタッフの皆様、お疲れ様でした!!

 

 

 

2022年07月04日(月)| NEWS

Resuscitation PlusのLetterに掲載されました

亀背がある患者さんの心肺蘇生で、

胸椎骨折と奇静脈損傷を来たした2症例がResuscitation PlusのLetterに掲載されました。

 

Nojima T, Yumoto T*, Naito H, Nakao A.

Thoracic vertebral fractures and azygos or hemiazygos vein injuries during cardiopulmonary resuscitation: Caution needed

Resuscitation Plus.

 

おめでとうございます!!

 

2022年06月28日(火)| NEWS

内藤宏道先生の論文がAJEMに掲載されました

内藤宏道先生の論文がAJEMに掲載されました。

 

Naito H, Nojima T, Yorifuji T, Fujisaki N, Nakao A.
Mid-term (30- to 90-day) neurological changes in out-of-hospital cardiac arrest patients: A nationwide retrospective study (the JAAM-OHCA registry)


https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0735675722003175

 

心停止症候群患者の中期・長期の予後はまだ研究が少ない状況です。

日本救急医学会のデータベースを使用して検証したところ、

30日から90日の間に、神経学的予後(CPC)が改善する患者は7%いました。

逆に悪化する患者も14%(死亡を含む)いるため、この期間でのリハビリテーションや心停止の予防が重要だと思われます。

また、30-90日の期間内での神経学的予後改善に体温管理療法が関係していました。

 

2022年06月21日(火)| NEWS

<ご案内>令和4年度外科救急連携 プログラム説明会

今年度も「令和4年度外科救急連携 プログラム説明会」を開催させていただきます。

令和4年外科救急連携プログラム説明会ポスター

 

■ 日  時:令和4 年6 月24 日(金) 18 : 00 〜19 : 30

■ 開催方法:オンライン(ZOOM)

 

下記、参加登録フォームより事前登録をお願いします。

https://forms.gle/3BvBbJtGqsDFGzYN6

 

皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

 

2022年06月17日(金)| NEWS

平岡知浩先生の論文が掲載されました

今年4月より来られた、平岡知浩先生が前職の松山赤十字病院で経験した症例報告がBMJ Case Repに掲載されました。

 

Hiraoka T, Tsuge M , Kondo Y .

Cyclosporine for the treatment of multisystem inflammatory syndrome in children with coronary artery aneurysms.

BMJ Case Rep. 2022 Jun 9;15(6):e250375.

https://casereports.bmj.com/content/15/6/e250375

 

COVID-19罹患後の冠動脈瘤形成を合併した小児多系統炎症症候群(MIS-C)患者についての報告です。

MIS-Cは川崎病と類似の病態が想定されることから川崎病の治療をベースにした治療方針が提唱されており、

海外ではIVIG±ステロイド、不応例にはアナキンラが用いられますが、

日本においては小児でのアナキンラは適応外のため使用できず、そのほかの治療についてはエビデンスが十分ではありません。

また、川崎病でのデータになりますが、ステロイド投与が冠動脈拡張を増悪した報告があり、

本症例では使用しにくいと判断しました。

シクロスポリンは川崎病の不応例で選択される治療法のひとつであり、

本症例においては川崎病の診断基準も満たしたためIVIG不応後にシクロスポリンを開始し、症状は改善しました。

 

経時的なサイトカイン分析では、シクロスポリン導入後にIL-6TNF-αIFN-γの低下を認めました。

今回の報告は、MIS-Cの新たな治療オプションを提示し、

日本を含めたアナキンラが使用できない地域で特に有用な報告であると考えています。

 

 

2022年06月16日(木)| NEWS