中尾篤典教授の連載、
こんなにも面白い医学の世界 からだのトリビア教えます
第54回「第55回 ビートルズがCTをつくった?」が掲載されています。
https://www.yodosha.co.jp/rnote/trivia/trivia_9784758116237.html
中尾篤典教授の連載、
こんなにも面白い医学の世界 からだのトリビア教えます
第54回「第55回 ビートルズがCTをつくった?」が掲載されています。
https://www.yodosha.co.jp/rnote/trivia/trivia_9784758116237.html
2019年3月9日 倉敷中央病院にて、“最期の意思”を叶えるため、県内の移植医療関係者を対象とした「平成30年度岡山県臓器提供ワークショップ」を開催されます。
急性期型の『終末期医療』に直面した患者や家族、そして私たち救命救急医療従事者が『終末期医療』を吟味する時間はあまりにも短く、常に困難な対応を迫られます。
そのような状況において、『脳死とされうる状態』となられた患者さんやご家族に対し臓器提供選択肢提示を切り出せない救命救急医療従事者があまりにも多い現状は、やむを得ないのかも知れません。
しかし、臓器提供選択肢の未提示は『救急医療における終末期医療に関する提言』や『人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン』で強調されている『本人・家族の意思の尊重』を遵守していると言えるのでしょうか?
今回のワークショップでは、スペイン・米国で臓器提供の研修を積まれたり、各地でコーディネーターとして活躍されたりしている方々を講師にお招きし『本人の“最期の意思”を家族が叶える』ためのノウハウを教授いただきます。
講師として岡山大学救命救急科より、中尾篤典教授、内藤宏道准教授、尾迫貴章先生が参加します!!
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 救命救急・災害医学講座 教授の中尾篤典先生が、医学に関するおもしろ話を解説します。
医学の奥深さに触れ、生体や疾患への関心が高まるような内容をお届けします。
中尾篤典教授の連載、
こんなにも面白い医学の世界 からだのトリビア教えます
第54回「医師の学会参加と患者さんの予後」が掲載されています。
https://www.yodosha.co.jp/rnote/trivia/trivia_9784758116220.html
2月24日の吉備路マラソンに向け総社市にて蘇生法講習会を行ってきました。
マラソン時の緊急事態に少しでも対応できたらと思っています。
実際の現場で必ずお役に立てる内容でした。
私たち岡山大学病院高度救命救急センターは、
学校・団体等に赴き、出張講習・指導をおこなっております。
地域に少しでも貢献できますよう今後も更なる活動を予定しています!!
どちらも国際的にも高い評価をうけている医学雑誌です。
岡山大学救命救急・災害医学講座では、学術にも力をいれ、将来のリーダーとなりうる人材の育成に努めています。
【2018年採択論文-英文誌-】
本日2月1日未明、岡山大学病院高度救命救急センターで治療をうけていた若年男性が脳死と判定され、臓器摘出が行われました。心臓は大阪で、肺は東京で、膵臓は香川で、腎臓と肝臓は岡山に残り、肝臓は岡山大学病院で移植手術が行われました。
我々救急医は、どんなに小さな望みであっても全力を尽くして救命にあたります。しかし、不幸にも救命にいたらない場合もあります。
そのときは、有意義な終末期のために、ご家族様に脳死下臓器提供のお話しをさせていただきます。誰かの役に立ってこの地球の上で新たな生命として生まれ変わることに意義を感じられ、大切な人を亡くす悲しみが少しでも意味あるものになることもあるからです。
「今日が2つ目の誕生日だよね」「先生、うちの子立派でしょ?自慢の息子ですよ。」ご両親の泣き笑いの裏にはいろんな葛藤があったことでしょう。
ですが、息子さんの心臓は11時過ぎには2回目の拍動をはじめ、肝臓はすでに胆汁をつくりはじめていますよ。
ご家族様がこの悲しみを乗り越えられ、またこの一家に笑顔が戻りますように。
また、第二の生命をえたからだの一部が、またおいしいものを食べたり旅行したり、何かに感動したりできますように。
救命救急センターでは、全員が元気になって帰ることはできません。
全力をつくしてなお救命できないとき、命のリレーをお手伝いする、それも我々救急医の大切な仕事です。
命をつなぐために、また明日からも岡山大学高度救命救急センターは走り続けます。
【検証】豪雨災害 晴れの国の試練
第2部 真備・初動72時間⑧ -DMAT-
~ 出動巡り意思疎通欠く ~
患者たちが取り残されている「まび記念病院」へー。
災害派遣医療チーム(DMAT)を出動させるべきかどうかー。
西日本豪雨による河川の氾濫が広がっていた昨年7月7日の昼すぎ、岡山県は医療関係者との協議の結果「浸水した病院の中で活動するのは危険」との理由でこの日の派遣を見送ることにした。
しかし、岡山大学病院高度救命救急センター長でDMATを統括する中尾篤典さんは今すぐにでも派遣するよう訴えた。
結局、DMATが出動したのは翌8日の午前9時になってからだった。
混乱のさなかの院内に入ったのは、中尾さんが個人的に頼んだ広島県内に活動拠点があるNPO法人の6人だった。
メンバーの中には中尾さんが大学院で指導している救急医の稲葉基高さんもおり、昼前に到着すると、すぐさま救出の準備に着手した。
(1/21山陽29社会)
山陽新聞1月21日の紙面に、
先だっての西日本豪雨の記事が掲載されました。
水没したまび記念病院から入院患者さんを搬送する
オペレーションに岡山大学病院DMATは深く関わりました。
問題点が浮き彫りになり、
災害に対する体制構築が急がれます。