新たに多施設共同研究が開始されます

救命救急科では新たに、
新鮮凍結血漿投与の実態と急性期出血に関する前向き観察研究が開始されます。

 

【研究責任者】
救命救急科 教 授 中尾 篤典
【本学における研究分担者】
救命救急科 准教授 内藤 宏道
救命救急科 助 教 藤崎 宣友

 

詳しくはこちらをご覧ください。

研究内容

 

2019年03月22日(金)| NEWS

県内の移植医療関係者を対象としたワークショップが開催れます

2019年3月9日 倉敷中央病院にて、“最期の意思”を叶えるため、県内の移植医療関係者を対象とした「平成30年度岡山県臓器提供ワークショップ」を開催されます。

急性期型の『終末期医療』に直面した患者や家族、そして私たち救命救急医療従事者が『終末期医療』を吟味する時間はあまりにも短く、常に困難な対応を迫られます。

そのような状況において、『脳死とされうる状態』となられた患者さんやご家族に対し臓器提供選択肢提示を切り出せない救命救急医療従事者があまりにも多い現状は、やむを得ないのかも知れません。

しかし、臓器提供選択肢の未提示は『救急医療における終末期医療に関する提言』や『人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン』で強調されている『本人・家族の意思の尊重』を遵守していると言えるのでしょうか?

今回のワークショップでは、スペイン・米国で臓器提供の研修を積まれたり、各地でコーディネーターとして活躍されたりしている方々を講師にお招きし『本人の“最期の意思”を家族が叶える』ためのノウハウを教授いただきます。

 

講師として岡山大学救命救急科より、中尾篤典教授、内藤宏道准教授、尾迫貴章先生が参加します!!

平成30年度岡山県臓器提供ワークショップ

2019年03月08日(金)| NEWS

中尾教授のコラムがネットマガジン eMRファルマシアンに掲載中です

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 救命救急・災害医学講座 教授の中尾篤典先生が、医学に関するおもしろ話を解説します。

医学の奥深さに触れ、生体や疾患への関心が高まるような内容をお届けします。

 

https://e-mr.sanofi.co.jp/useful/aruaru/aruaru02?slt=03505325-79a3-4801-8f58-365c7aebbd97&utm_source=emr&utm_medium=newsletter&utm_campaign=190218&utm_content=01&mkt_tok=eyJpIjoiWlRkak5XRXhZakV6T0RJeSIsInQiOiI4R0ZUMUVxNHl1VHVrY2tNandSbzZtMjlHaWducnhQM1JteWxVakZvcndhUjRtREFPckpYZ3Jsa3FGcnliazdSZTFKdlk4YmF3eXNYWGVYVXdRdnF6emZjeXRhaTRXVm1jVnM3UEx5d0lIN3BBTkVrZEVPQlRTbExMRFRlQ2tIdCJ9&fbclid=IwAR0-efUd0jx64yIF1obQNEC_ba1hmw8NIDwDccbDdHlACgG67UUtbrhZuFE

2019年02月19日(火)| NEWS

総社市にて蘇生法講習会を行ってきました

2月24日の吉備路マラソンに向け総社市にて蘇生法講習会を行ってきました。

マラソン時の緊急事態に少しでも対応できたらと思っています。

実際の現場で必ずお役に立てる内容でした。


私たち岡山大学病院高度救命救急センターは、
学校・団体等に赴き、出張講習・指導をおこなっております。
地域に少しでも貢献できますよう今後も更なる活動を予定しています!!




2019年02月06日(水)| NEWS

~ 命のリレー ~

本日2月1日未明、岡山大学病院高度救命救急センターで治療をうけていた若年男性が脳死と判定され、臓器摘出が行われました。心臓は大阪で、肺は東京で、膵臓は香川で、腎臓と肝臓は岡山に残り、肝臓は岡山大学病院で移植手術が行われました。


我々救急医は、どんなに小さな望みであっても全力を尽くして救命にあたります。しかし、不幸にも救命にいたらない場合もあります。

そのときは、有意義な終末期のために、ご家族様に脳死下臓器提供のお話しをさせていただきます。誰かの役に立ってこの地球の上で新たな生命として生まれ変わることに意義を感じられ、大切な人を亡くす悲しみが少しでも意味あるものになることもあるからです。


「今日が2つ目の誕生日だよね」「先生、うちの子立派でしょ?自慢の息子ですよ。」ご両親の泣き笑いの裏にはいろんな葛藤があったことでしょう。

ですが、息子さんの心臓は11時過ぎには2回目の拍動をはじめ、肝臓はすでに胆汁をつくりはじめていますよ。


ご家族様がこの悲しみを乗り越えられ、またこの一家に笑顔が戻りますように。
また、第二の生命をえたからだの一部が、またおいしいものを食べたり旅行したり、何かに感動したりできますように。


救命救急センターでは、全員が元気になって帰ることはできません。
全力をつくしてなお救命できないとき、命のリレーをお手伝いする、それも我々救急医の大切な仕事です。
命をつなぐために、また明日からも岡山大学高度救命救急センターは走り続けます。

2019年02月01日(金)| NEWS