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【検証】豪雨災害 晴れの国の試練

【検証】豪雨災害 晴れの国の試練
第2部 真備・初動72時間⑧ -DMAT-
~ 出動巡り意思疎通欠く ~


患者たちが取り残されている「まび記念病院」へー。
災害派遣医療チーム(DMAT)を出動させるべきかどうかー。


西日本豪雨による河川の氾濫が広がっていた昨年7月7日の昼すぎ、岡山県は医療関係者との協議の結果「浸水した病院の中で活動するのは危険」との理由でこの日の派遣を見送ることにした。

しかし、岡山大学病院高度救命救急センター長でDMATを統括する中尾篤典さんは今すぐにでも派遣するよう訴えた。


結局、DMATが出動したのは翌8日の午前9時になってからだった。
混乱のさなかの院内に入ったのは、中尾さんが個人的に頼んだ広島県内に活動拠点があるNPO法人の6人だった。

メンバーの中には中尾さんが大学院で指導している救急医の稲葉基高さんもおり、昼前に到着すると、すぐさま救出の準備に着手した。
(1/21山陽29社会)

2019年01月21日(月)| NEWS