学会参加報告書
医学科5年 曽田祐民
2018年11月19日から21日までパシフィコ横浜で開催された「第46回日本救急医学会総会・学術集会」に参加させて頂きました。
私は、研修医・学生セッションにて、『統合失調との鑑別を要した抗NMDA受容体抗体脳炎の一例』という題目でポスター発表を行いました。
症例は、臨床実習中に経験した、小児の精神症状が主体であった抗NMDA受容体抗体脳炎の患者さんであり、統合失調症との鑑別を要した点や、卵巣奇形腫の合併が治療過程に発覚した点で特に勉強になったことから今回の発表につながりました。
質疑応答では、小児症例での卵巣奇形腫の合併の頻度や治療介入とその後の評価についての質問を頂き、活発な議論をすることができました。
ポスター発表は初めてだったこともあり、準備の段階から先生方には色々ご迷惑をおかけすることもありましたが、この経験を通じて疾患の知識だけでなく発表の構成など多くのことを学ぶことができました。
このような機会を与えて下さった中尾教授、発表のご指導を頂いた山本先生をはじめ救急科の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。