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『いのちのリレーを考える講演会』で当センター医師の講演があります

当センターにおいて、9月13日に脳死下臓器提供がありました。低酸素性脳症により治療の効なく脳死と診断された方のご家族が臓器提供に同意され、心臓、肺、肝臓、腎臓が、日本各地にいらっしゃる移植を必要とする方々に届けられました。 現時点で、移植を受けられた方々の経過は良好、という情報が入っています。

救命救急は、徐々に病態が悪化する慢性疾患ではなく、事故や急病を扱います。私たちは日々、持てるすべてを注ぎ、全力で治療にあたっております。しかし、救命救急のプロフェッショナルである私たちでも、救命差し上げること叶わない方もらっしゃいます。
愛する人との突然の別れに直面せざるを得ないご家族を前にする時、救命救急のこのような環境だからこそ終末期医療を大切にしなければならない、と私たちは考えています。
岡山大学病院高度救命救急センターでは、臓器提供を終末期医療の選択肢のひとつとしてとらえ『Quality of Death』を考えながら診療にあたっています。その現場では、さまざまな苦悩や葛藤が存在します。

10月14日、当センターの第一線で活躍する精鋭たちが【いのちのリレーを考える講演会】で終末期医療・臓器提供に関する講演をおこないます。
ぜひお越しください。

湯本哲也 終末期医療のありかたについて考える—現状と今後についてー
内藤宏道 臓器提供:救命医療とのはざまで—救急担当医の苦悩ー
尾迫貴章 終末期医療と臓器提供ー岡山大学病院高度救命救急センターの取り組みー

【いのちのリレーを考える講演会】

日 時:10/14(日) 13:30〜15:30

場 所:ピュアリティまきび 3階 橘の間

    (岡山市北区石井2-6-41)

参加費:無料

定 員:100名

事前申込み不要

2018年10月02日(火)| NEWS