大学院生で現在オーストラリアに留学中の須賀先生の論文のPublishの報告です。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S240584402416255X
救急外来での気管挿管後低血圧(PIH)の発生にかかわる代謝性アシドーシスの影響を検討しました。311人の患者を対象にした後ろ向き観察研究。代謝性アシドーシスがある患者では、PIHの発生率が高く(65.5%)、多変量解析でもPIHとの有意な関連が認められました(オッズ比4.06)。また、ROC解析では、BEのカットオフ値が−4.1であり、PIH予測の感度71%、特異度70%でした。救急外来での代謝性アシドーシスがPIHの重要なリスク因子であり、臨床現場で注意が必要な事項であることを示しています。
須賀先生、おめでとうございます。協力いただいた皆様ありがとうございました。