成育に国内留学中の平岡先生と一緒に行った研究が、Scientific Reportsに掲載されました。
衛生学教室の松本先生の協力を得て、「21世紀出生時縦断調査」を用いた研究で,
18か月時の質問項目から「不慮の事故」の有無を抽出し,7歳までのケガによる医療機関受診経験との関連を事故種別ごとに検討しました。
その結果、不慮の事故の既往のある児は,学童期前までケガの再発リスクが有意に高く、
特に、転落、挟まれ、溺水、誤飲、熱傷はケガ再発の独立したリスクであることがわかりました。
本邦での1歳半検診の受診率は95%と非常に高く、事故予防の方策として、
リスク児のスクリーニングポイントや事故予防の啓蒙活動などを考えていく一つの資料になることが期待されます。
平岡先生、おめでとうございます。
共著者の先生方、ありがとうございました。