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小﨑吉訓先生の論文がpulishされました

小崎先生のRESTRIC trialの二次解析論文がWorld Journal of Emergency Surgeryにpulishされました。

Association of initial lactate levels and red blood cell transfusion strategy with outcomes after severe trauma: a post hoc analysis of the RESTRIC trial | World Journal of Emergency Surgery | Full Text (biomedcentral.com)

 

RESTRIC trialは重度の出血を伴うあるいはそれが予測される重症外傷患者を対象としたクラスターランダム化クロスオーバー非劣性試験で北海道大学の早川先生を中心に当施設も参加させていただきました。最大で受傷後1週間までの急性期において、Hb7〜9g/dLを目指す制限輸血戦略とHb10〜12g/dLを目指す非制限輸血戦略の28日生存率や合併症は両群で同等であるという結果でした。

二次解析では来院時の乳酸値によりアウトカムが変わるのではないかという仮説を立て、来院時の乳酸値により3群に分けて解析しました。結果、28日生存率は3群いずれにおいても有意差は認めませんでしたが、乳酸値が低い群では、28日間の非人工呼吸管理日数や非ICU滞在日数が短くなってしまうという臨床的にも意義深い結果を見出しました。

共著者の皆様有り難うございました。

特にコアメンバーの先生方の多大なるご指導・ご助言を賜りこの場を借りて深く感謝申し上げます。

 

 

2024年01月09日(火)| NEWS