兵庫県災害医療センターの西村先生と、外傷性心停止の気道管理に関する論文を執筆しAMSでPublishされたため報告します。
Nishimura T, Suga M, Nakao A, Ishihara S, Naito H. Prehospital advanced airway management of emergency medical service-witnessed traumatic out-of-hospital cardiac arrest patients:analysis of nationwide trauma registry. Acute Medicine & Surgery2022;9:e786.
外傷性の心停止のうち、救急隊による目撃があるような(介入早期の)心停止に限れば、
気管挿管や声門上デバイスなど、器具をもちいて気道管理する方(ETI/LT)が、
用いない(BVM)よりも心拍再開に関しては、有利であることがわかりました。
しかし、生存に関してはどちら(ETI/LT vs. BVM)も同等で、この傾向は外傷の部位に関係なく一貫していました。
西村先生、おめでとうございます!!