内藤宏道先生の論文がAJEMに掲載されました。
Naito H, Nojima T, Yorifuji T, Fujisaki N, Nakao A.
Mid-term (30- to 90-day) neurological changes in out-of-hospital cardiac arrest patients: A nationwide retrospective study (the JAAM-OHCA registry)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0735675722003175
心停止症候群患者の中期・長期の予後はまだ研究が少ない状況です。
日本救急医学会のデータベースを使用して検証したところ、
30日から90日の間に、神経学的予後(CPC)が改善する患者は7%いました。
逆に悪化する患者も14%(死亡を含む)いるため、この期間でのリハビリテーションや心停止の予防が重要だと思われます。
また、30-90日の期間内での神経学的予後改善に体温管理療法が関係していました。