当科救急科専門研修プログラムに所属し、現在地域枠で頑張ってくれている大学院生の田邊綾先生の論文が
「Resuscitation」に掲載されました!!
https://www.resuscitationjournal.com/article/S0300-9572(22)00030-2/fulltext
Emotional work stress reactions of emergency medical technicians involved in transporting out-of-hospital cardiac arrest patients with “do not attempt resuscitation” orders
DNARにも関わらず、心停止となりCPRを受けながら救急搬送される例があります。
岡山市消防局のデータを解析すると少なくとも4%でこのような例があり、その搬送に30%の救命士が強いストレスを感じていることがわかりました。
(DNAR指示に関与していると思われる)かかりつけ医があるのに、かかりつけ医が搬送を指示する場合や、搬送中に除細動を要する例で
とくに救命士はストレスを感じていました。
今後、DNARでの院外の突然の心停止例に社会がどう対応していくのかしっかり考え、対策していく必要があります。
田邊先生、おめでとうございます!!