小原先生の論文、
Luminal Administration of a Water-soluble Carbon Monoxide-releasing Molecule (CORM-3) Mitigates Ischemia/Reperfusion Injury in Rats Following Intestinal Transplantation.
Obara T, Yamamoto H, Aokage T, Igawa T, Nojima T, Hirayama T, Seya M, Ishikawa-Aoyama M, Nakao A, Motterlini R, Naito H.
がTransplantation (IF 4.743)に掲載されました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34966108/
溶液中で一酸化炭素を遊離させるCO-releasing moleculeというパウダーを使い、これを小腸グラフトの管腔内に入れて保存すると、
粘膜面に直接達することができ、虚血再灌流障害に対する保護効果があった、とされる論文です。
フランスの薬理学者Motterini先生に論文をみてもらって、様々考察などでアドバイスをいただきましたが、
研究は地道に岡山大学の救命救急・災害医学教室で行われ、山本先生や学生の瀬谷さんも貢献してくれました。
小原先生、山本先生、著者の先生方、おめでとうございました。