看護師 Nurse

井上智美さん(副師長)
山砥奈苗さん(看護師)

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Q. 副師長の仕事について教えてください。

井上さん

副師長になってから5~6年くらいなのですが、普段は他のスタッフと同じように患者さんを受け持ち、それ以外にリーダーとしての役割、師長の代理やサポートを行っています。若いスタッフが多いので、患者さんひとりひとりに対してしっかり対応できるように教育的な指導することもあります。ベッドサイドで一緒にケアをしながらサポートやアドバイスをしたり、ケアの後に振り返りの時間を設けたりして、スタッフの成長の一助となれるように取り組んでいます。

Q. 若手のスタッフの育成について詳しく教えてください。

私自身も新人の頃から働いているので、どういったプロセスでステップアップしていくかということを理解できています。その経験を活かして、若手スタッフと目標を立てて、一緒に考えながらでも目標を達成することで、スタッフにも患者さんにもいい影響がありますね。1日を振り返ってどうだった?と聞いたときに、スタッフが自信をもって、これができました!と言ってくれることに、「よかったな、成長できているな」と感じることが出来るので、指導やサポートのやりがいにつながっていますね。1つでもスタッフの「できた!」につながるサポートを意識しています。

また、救命救急科では、医師をはじめ他職種との連携が欠かせません。そのため、日頃からコミュニケーションをしっかりとるようにしています。若手のスタッフは気後れしてしまうこともあるので、先輩として他のスタッフとのコミュニケーションの橋渡しができるように目を配るようにしています。

Q. これから目指す将来像を教えてください。

私は、新人の頃から救命救急科への配属で、中堅、リーダーを経て現在の副師長にステップアップしてきました。看護は一人でするわけではなく、周囲と協力しながら患者さんを支援していくことだと思っているので、若いスタッフに自分の経験を伝えていくことで、後進の成長に貢献していきたいと思います。

Q. 仕事と育児の両立について

山砥さん

私は新人の頃から救急医療に携わり、結婚、出産を経て、今も子どもを育てながら救急ナースとして働いています。子どもの体調不良など、急な勤務変更で迷惑をかけることもありますが、同僚や上司が快くフォローしてくれ、本当に助けられています。仕事と育児の両立は毎日が慌ただしく、ジレンマを感じることもありますが、育児の悩みやストレスを仲の良い同僚へ打ち明けることで解消することもあれば、仕事の疲れを子どもに癒してもらうこともあり、私にとっては、どちらもなくてはならない大切なものです。また、妻となり母となり、家族を持つことで患者様やそのご家族へ寄り添えるようになり、やりがいを感じることも多く、看護師としての成長も感じています。今後も、家族を含めた周囲の協力を得ながら、仕事にも育児にも真摯に向き合っていきたいと思っています。