当センターの特色
Features of our center

救命救急初療

当院の救急初療室は2床を有し、同時に2名の重症救急患者に対応することができます。多数傷病者事案ではこの限りではなく、すぐ隣の観察室も含めて患者対応にあたります。初療室では場合によって緊急穿頭術、開胸・開腹手術や体外循環式心肺蘇生(ECPR)を行うことが可能です。また、初療室の隣にはCT室が設けられており、迅速な診断と治療を行うことができます。

救命救急初療は救急医が“救急医としての専門性”を最も発揮する場面の1つです。患者の緊急度および重症度を迅速かつ的確、そして冷静に判断し、必要に応じて即座に救命処置を施します。刻一刻と変化する患者の病態に合わせて方向性を決定していくため、強いリーダーシップが求められます。ERナースはもちろんのこと、他科専門医、臨床工学技士、診療放射線技師、臨床検査技師、薬剤師などの多職種が当初より初療に関わることによって、全力で目の前の患者の救命にあたるとともに、その患者さんにとってより良い救急医療を実践していきます。